2024年02月05日
先日、来年度高3になる生徒さんが入塾しました。
「中高一貫校で実はこれまでずっと個別指導塾に通ってきたのに、まったく伸びないどころかどんどん悪くなる一方で、藁にもすがる思いで」お母様と共にいらっしゃいました。
「これまで複数の塾に、どれも大手で広告展開も派手にやっているところで有名だから大丈夫だ、と思って通わせてきました。がある日 “塾・アルバイト”の欄がGoogleにあり、見てみると自分の生徒を通わせている塾の講師募集がヒットし、”大学生アルバイト募集。1600円より開始。未経験者歓迎”と出ていて、自分の子供はそのようなアルバイトに教わっていたのかと我に返りました。塾側は未経験者も研修しているから大丈夫だとは言うが研修期間はどれくらいかと尋ねると人によって異なると曖昧な返答。不安になり友人のお母様とこの話をしていたらライトハウス英語塾を紹介され、それで問い合わせました。」
ということでした。(私自身もその後、Google検索してみました。驚きました。どこもかしこもなのです。しかも当塾よりも高い授業料のところすらあるのには唖然とするしかありませんでした。)
詳しく聞くと「ずっと同じ講師が担当するわけではない」「実施する内容は当日、行って決めるかまたは前日、連絡して決める」というものらしいです。
思わず「それでお金を取るんですか?」と聞き返しました。
そして例え話をしました。「塾に通うのは病院に通うのととても似ています。まず、若い大学出たての診察未経験のインターンの医師に診てもらいますか?そして次の回には別のインターンの医師に “さあ、今日はどこを診ましょうか?” と言われたらどうしますか?ここで大切な自分の人生を委ねられますか?塾も同じですよ。」
「体の不調と同じで、何が原因で病気化(苦手化) しているのかをじっくりと診断した上で治療(授業)方針を決めていきます。そしてその際にはやはり多くの人を診てきた経験がモノを言います。そのあと医師が経過観察しながら治療を進め完治まで伴走する様に、最後まで生徒に寄り添うのが塾の役目です。」
「今、入塾すると〇〇間無料」というキャンペーンをよく見ます。今のこのご時世においては大変、結構なことだと思います。また営業ですから分からないでもない。では、医療機関が「ただいま入院すると2週間無料」などと仮に広告を出すようなところがあれば(法的に実際は不可能でしょうが)そこにお世話になりたいでしょうか?安いのには必ず安いなりの理由があるのです。大量広告を出せるのには出せるなりの理由があるのです。1000円台、2000円台の、コンビニバイトに少し上乗せした時給の大学生を労働力として使うとそれは可能になります。
もちろん、一部の個別塾や医学部予備校のように「法外な授業料を請求する」のも論外です。が、やはりしっかりとしたクオリティを求めるのであればやはりそれ相応の対価は必要なのです。
「よく考えてみればまったくその通りです。これまで時間とお金をロスしてきたことに気が付きました。結局は最後に高くつく羽目になるのですね。」とお母様はおっしゃりました。
どんな業種もそうですが「利益追求を主たる目的」とし、「本来の業務はそのための手段」であるA群、「社会的貢献を主たる目的」とし、「利益はそれに付随して結果的に伴うもの」とするB群、に別れます。
ライトハウス英語塾はB群です。
もちろん選ぶのは皆さんです。
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