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当塾のテキストの強みと旨み

午前中の日課は、当日の授業のテキスト作成です。当塾のテキストはすべて手作りです。

これは料理屋の仕込みに似ています。プロの板前が当日予約の入っているお客さんの好みを考えながら旬の食材を仕込む、そんな感じです。

例えば、、、

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今日の1限目の個別授業は英語がどうも好きになれない高1のA子さん。学校や大手塾の丸暗記式授業に嫌気がさして入塾してきたばかり。内容は「関係代名詞」。ならば「どうやって何のために関係代名詞は生まれた」のか。そこから掘り下げよう。そこに基づいてテキストを作成します。

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今日の2限目の集団授業は「高2英文法」でやる内容は「比較」。受講者の顔を思い浮かべる。最近参加したばかりの生徒もいるし、どちらかというとみんな基礎がためが必要な生徒たち。「原級・比較級・最上級」の活用の徹底の問題を多めにしよう。そして今回は「原級と比較級の文のみ」にして最上級は次回にしよう。そこに基づいてテキストを作成します。

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3限目は集団授業「高3難関大長文読解」。前回、法政大学の問題を解いたがみな70%を超えていた。本日配布予定の次回の課題問題は、同じレベルの明治大学のものを考えていたが、もっと難易度をあげて早慶上智のものを使用しよう。また、テーマは今年出題が急増している「AIが社会に及ぼす影響」か「COVID19流行時のロックダウンが社会に及ぼした影響」、または「オーバーツーリズムによる観光公害」のものから選ぼう。そこに基づいてテキストを作成します。

一流の料理屋は「客のお口に合った最良の食材」に徹底してこだわります。当塾もそこを目指しております。

大手の予備校では教材は単純に偏差値に基づいた「大量生産」のものを使用しています。また数年前に作成したテキストに少し手を加えただけで使い回しているところも多いです。よってなかなか「最新の傾向、出題される内容のテーマ」に臨機応変に対応できていないようです。

個別塾では、はなんと市販の問題集や参考書を使ってやっているところが多いようです。不特定多数の生徒を対象に作られた市販のものを個別で使用するのはかなり無理があります。しかも毎回教える講師が異なる場合は効果は期待できないでしょう。

当塾では「その生徒」「そのクラス」のためだけに作成された教材を用いて、本日も「美味で、栄養分豊富な」授業を実施しております。