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英語を得意にするためには

英語を得意にするためには。。。

方法はいくつかありますが、その中心部にあるものは「キリスト教的」発想です。

god 神様 + o => good 素晴らしい、善
devil 悪魔 – d => evil 悪の

goodは最も多用される形容詞の一つです。ネイティブは必ず1日に複数回は用いるでしょう。
よって英語圏の人たちは日常に神が入り込んでいるのです。

“OMG” = Oh my god. 「なんてことだ。」これは「神様よ」とモロに言っています。でも神様の文字が入っていない、英語頻出で特有の語彙はたくさんあります。

  • cross 横切る <= ラテン語の「crux 十字架」が語源です。
  • holiday 休日 <= 「holy 神聖な + day 日」であり、日曜日は教会に行って神様と対話するのが 習わしから来ています。
  • creature 生き物 <= 「create 想像する」の派生語であり、「万物は神が想像したもの」との 考えから来ています。

などなど。。。。

では大学入試頻出のイディオムに目を向けましょう。

(同意のものを選ぶ)

We are subject to death, accident, and disease.
1. are afraid of 2. are at the mercy of 3. are dominant over. 4. are harmonious <明治大>

=> 下線の be subject to か「~の支配下にある」。ちなみに sub は「下」の意味。問題文の意味は「我々は死や、事故、病には逆らえない」というもの。そして解は 2. are at the mercy of「~のなすがままである」。

よく生徒に質問される。「mercy は慈悲」なのにどうしてこの意味になるのか??? ヒントは イエスキリストだよ、と言ってもほとんどみんな合点しない。そこで「英語圏の人の人生は神の慈悲のもとで生きているという発想だから、それには逆らえないのだよ」と伝えると納得する。

(適語を選択)

He’s ( ) Linda next spring.
1. getting married to 2. getting married with 3. marrying to 4. marrying with <学習院大>

=> 解は 1. の get married to 「~と結婚する」、で文意は「彼は来春リンダと結婚するだろう」である。この熟語は生徒には嫌われる。「結婚する marry」という動詞があるのになんで「get married to」は「married, そして to 」なのか? そして「なぜ with ではダメなのか。」そこでまたキリストの登場である。marry は「結婚させる」の意味もあり、ここのmarried はその過去分詞で、神によって「結婚させられている」であり、また to 「~へ、に」 は神によって「の方に引き寄せられている」という発想で用いられている。つまり 「get marrided to~」は「神 によって ~に結び付けられた状態になる」という考えだ、と説明すると生徒たちはスッキリする。

英語を得意にしたいみなさん、キリスト教徒になる必要はありません。が英語の背景に常に「キリスト教的視点」があるのは知っておいてください。なんだか無機質な表現に一気に魂が吹き込まれます。

当塾ではこのような「生きた英語」を生徒たちに伝えていっております。